マスキングテープは床やサッシに貼っても大丈夫?|床材が剥がれた実体験から分かった注意点

床やサッシに貼ったマスキングテープの注意点を、床・サッシ・マスキングテープをチョーク風イラストで表現した黒板デザインのアイキャッチ 掃除の工夫

SNSでは、床やサッシへマスキングテープを貼って汚れを防ぐ方法をよく見かけます。

貼り替えるだけで掃除がラクになるという声もあり、実際に試している方も増えているのではないでしょうか。

しかし、マスキングテープは貼る場所や貼っている期間によっては、思わぬトラブルにつながることもあります。掃除をラクにするつもりが、かえって手間や補修が必要になってしまうこともあるため、貼る前に注意点を知っておくことが大切です。

そこで今回は、床やサッシへマスキングテープを貼る前に知っておきたい注意点や、実際に失敗した経験をまとめます。

床やサッシにマスキングテープはNG?

結論から言うと、床やサッシへマスキングテープを貼ること自体がNGというわけではありません。

ただし、貼る場所や貼る期間、季節によっては、剥がす時に床材やサッシを傷めたり、粘着剤が残ったりすることがあります。また、陽の当たる場所、空気に良く触れる場所、水がかかる場所では、通常よりも早く劣化してしまうケースも少なくありません。

実際に私自身「マスキングテープだから安心」と思って使ったことで何度も失敗しています。

このように、掃除をラクにするために貼ったはずが、余計な掃除や補修が必要になってしまう場合もあるので注意が必要です。

床やサッシにマステを使って失敗した事例

実際に私が床とサッシにマステを貼った際、それぞれ違った失敗がありました。特に床には注意が必要です。

床に貼ったらコーティングが剥がれた

私が床へマスキングテープを貼った理由は、カーペットのズレを防ぐためでした。

掃除機をかけるたびにズレるのが気になり、「マスキングテープなら粘着力も弱いし、剥がす時も安心だろう」と考えて貼っていました。

ところが、剥がしてみると床のコーティングまで一緒に剥がれて跡が残ってしまいました。

マスキングテープ自体が悪かったというより、床材との相性や貼っていた環境も原因の一つだと思いますが、「マスキングテープだから安全」という思い込みが、一番の失敗でした。

ワックスが部分的に剥がれてムラになったフローリングの床。光が反射し、剥離跡やツヤの違いがはっきりと確認できる状態。

この経験以来、私は床へ直接マスキングテープを貼ることはやめています。

夏場のサッシは約1週間で剥がしにくくなった

もう一つ失敗したのが、夏場のサッシです。

窓掃除の際に一時的にマスキングテープを貼り、掃除が終わった時点で剥がそうと考えていました。ところが、そのまま忘れてしまい約1週間後に剥がしたところ、想像以上に剥がしにくく、糊が残ってベタベタに。

窓掃除でサッシを汚さないために貼ったはずが、余計に汚してしまって掃除が大変になってしまいました。

なお、剥がし忘れた場所は2箇所ありましたが、日当たりが良いサッシの方が糊の跡が強く残っていたので、夏場や直射日光が当たる場所では、短期間でも貼りっぱなしにない方が安心です。

掃き出し窓のサッシにマスキングテープを貼ってホコリの侵入を防いでいる様子。テープはサッシの溝に沿ってまっすぐ貼られている。

賃貸では退去時に指摘されることもある

床や建具にマスキングテープを貼る場合、賃貸住宅では特に注意が必要です。

貼っていた期間が短くても、糊が残ったり床のコーティングや塗装が一緒に剥がれてしまうと、原状回復が必要になる可能性があります。

実際に退去時の原状回復では、通常の汚れは経年劣化として扱われる場合でも、テープによる糊残りや表面の剥離は借主負担と判断されてしまうケースがあります。

マスキングテープは種類によっても粘着力が変わる

実際にホームセンターで見比べてみると、マスキングテープは色が違うだけではなく、紙質や粘着力にも違いがあります。

メーカーによって多少異なりますが、用途に合わせて使い分けられているため、「マスキングテープだから全部同じ」と考えない方が安心です。

青・白・黄色では何が違う?

青い建築用マスキングテープ、白いマスキングテープ、3Mの黄色いマスキングテープを、用途・特徴・Auroraでのおすすめ度で比較した一覧表のイラスト。長期間の貼りっぱなしはどの種類も推奨されないこともまとめている。

実際に比べてみると、3Mの黄色いマスキングテープは、青や白より紙質が柔らかく薄いのが特徴です。薄いからといって剥がす時に途中で切れてしまうこともないので、100均で購入するよりは高価ですが、サッシや床を傷めたくない場合はこちらがおすすめです。

サイズも豊富なので、貼る場所に合わせて幅を選びやすいのも特徴の一つです。

ただし、黄色だから絶対に安心というわけではありません。どのマスキングテープも貼りっぱなしを前提に作られているわけではないため、定期的に貼り替えることが大切です。

実際に紙製のマステを半年放置した時の様子や、実際にどのような状態になったのかは、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

また、防水・抗菌タイプのマスキングテープも試してみましたが、実際には貼りっぱなしでは思っていたような結果にはなりませんでした。実際の様子は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

まとめ

今回は、床やサッシへマスキングテープを貼る前に知っておきたい注意点をご紹介しました。

マスキングテープは便利な反面、貼る場所や貼る期間によっては、床材を傷めたり、糊が残ったりすることがあります。

私自身も、床ではコーティングが剥がれ、サッシでは夏場に約1週間で剥がしにくくなる失敗を経験しました。

また、ホームセンターで実際に比べてみると、マスキングテープは種類によって紙質や粘着力にも違いがありました。

「マスキングテープだから安心」と決めつけず、貼る場所・貼る期間・素材との相性まで考えて使うことが、余計な掃除や補修を防ぐポイントです。

マステをサッシや床に貼ってみようと思っている方の参考になれば嬉しいです。

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